今回、採用管理システム「SONAR ATS」を運営するThinkings株式会社と、
動画コミュニケーション開発ツール「リチカ クラウドスタジオ」を運営する株式会社リチカに
「採用コミュニケーションはここまで変わる ~オンライン採用を進化させる動画×ATS採用術~」をテーマに語っていただきました。

リチカ社協力で開発したThinkingsの採用動画の制作・配信サービス
「MOVE LETTER(ムブレター)」の活用のヒントにもなる対談です。ぜひご覧ください。

スピーカー紹介

目次

 スピーカー<森田(採用業界)>
〇オンライン化による採用の変化と現状
〇良い採用コミュニケーションとは
 スピーカー<川嶋(動画業界)>
〇5G時代の動画マーケティング
〇採用活動における動画マーケティング
 クロストーク<森田(採用)×川嶋(動画)>
〇パネルディスカッション
 ・動画コンテンツを制作するにあたりおすすめな情報は?
 ・動画コンテンツについて最適な時間は!?
 ・これからのオンライン採用のあり方
〇動画活用×ATS=MOVE LETTER
〇Q&A

<オンライン化による採用の変化と現状>
スピーカー:森田(採用業界)

~企業側の動き~

①採用人数は縮小傾向
②厳選採用やジョブ型採用など採用スタイルの変化
③求める人材の変化・多様化

企業側の動きとしては、リストラや出向など業界を超えた人材の移動も起きています。DX専用の部署を創出し新たな人材を採用したり、テレワークを開始したりなど、ワークスタイルも大きく変化を遂げてきたように思います。 企業の皆さんも既に対応されていることかと思いますが、人材ポートフォリオを再設計してそれを実行プランに落とし込んでいくタイミングにまた来ているのかなというふうに思います。経営環境も変わりゆく中で、どういう人材がどれだけ必要になってくるかを再考するフェーズです。


~応募者側の動き~

① 危機感があり動き出しが早い
② 企業理解が深まりにくい
③企業選択は長期化する


一方、学生側の変化としては、「22年卒は就職活動が非常に厳しくなる」という意見が多く、学生の危機感が強まっているようです。 それが行動にも現れていて、学生はインターンシップに積極的に参加しています。学生の声を見てみると、オンラインで欲しい情報をきちんと得られるか、など不安も大きいようです。 学生はオンラインだとなかなか企業の理解をしにくいと思うんですよね。職場の雰囲気もイメージしづらい。企業理解は深めにくい現状にあり、企業選択の意思決定が比較的長期化するんじゃないかなと予想しています。


<良い採用コミュニケーションとは?>
スピーカー:森田(採用業界)

当たり前のことかもしれませんが、採用プロセス全体を最初に知ってもらうところから、入社してもらうところまでの全てのプロセスを通して、しっかり「わかり合う」っていう活動が大事なのかなと。企業は情報提供をして、応募者は情報を収集し、お互いのコミュニケーションによってお互いにわかりあう。企業が学生を選ぶとき、学生も企業を選ぶ選択肢がありますので、適宜コミュニケーションを取るのが重要だと考えています。


応募者の方は就職活動の中で基本的に、納得感や評価が最も高い会社を、相対比較で選択します。今までは対面中心でしたが、オンラインになると限られた情報の中ですべてを伝えて相互理解するのはなかなか難しい。そのため小まめにタッチポイントを取って、コミュニケーションを設計するのが非常に重要になってきます。


コミュニケーションの「質(内容)」が正しいか。 コミュニケーションのタイミングが適切に行われているか。
この2つが、良い採用のコミュニケーションの鍵を握っています。

<5G時代の動画マーケティング>
スピーカー:川嶋(動画業界)

みなさんはパソコンやスマートフォンでインターネットを利用するかと思いますが、最近動画コンテンツに触れる機会が増えたと感じませんか?

もちろんまだまだテキストや画像だけのコンテンツも触れるとは思いますが、2024年にはインターネット広告市場の約半分強のコンテンツが動画で占められると言われています。 ですから、今後さらにテキスト・画像だけのコンテンツよりも動画コンテンツを触れる機会が増えると想像できるかと思います。

しかし一方で、動画を配信する企業側が「動画を使えば、良い成果がでる」という考えを持つのは危険だと考えています。 というのも、ユーザーの視聴態度や各SNSなどの配信面などで正しいコンテンツ(テキストも画像も動画も)は違うからです。

例えば、スマートフォン。 実は、みなさんはスマートフォンをだいたい1日に150回前後起動して操作していると言われているんですね。 FacebookやInstagramなどのSNSを見る際の視聴態度を想像して欲しいんですけど、かなり速いスピードでスクロールして情報を収集していると思うんですね。このスクロールのスピードを時間にすると1.7秒前後と言われています。
また一方で、YouTubeなどの長尺コンテンツに関しては、比較的時間のあるときに視聴しています。TV番組なども同じです。
このように配信面(SNS、YouTube、テレビ、サイネージなど)に対しての最適化をしない限り、たとえ動画を使ったとしても良い成果が出るとは限らないのです。 私たちはこれらを「CONTENTS(コンテンツ)×DELIVERY(配信面の最適化)」というフレームワークを使って、成果の出やすいコンテンツをお客様と一緒に生み出しています。


<採用活動と動画マーケティング>
スピーカー:川嶋(動画業界)

では、次に採用活動における動画マーケティングについてお話しします。 採用だからといって、何か特別なことがあるわけではありません。先ほどお伝えした通り、「CONTENTS×DELIVERY」のフレームワークを使って、それぞれのコンテンツとは何か?配信先の最適化をどうするか?を考えることが大事だと思っています。 一般的に採用におけるターゲットユーザーは求職者ですよね。コンテンツに関しては、それぞれの企業が持っているさまざまな情報。(会社紹介、部署紹介、社員紹介、事務所紹介、事業紹介など) そして、これらの情報をどの媒体で、どのように届けるのか?いわゆるDELIVERYを考えます。



例えば、弊社の事例で恐縮ですが、YouTubeで「しゃちょうのラジオ」というタイトルで、弊社社長が社員にインタビューするというコンテンツを発信しています。
こちらは、CONTENTS(社員紹介)×DELIVERY(YouTube)として配信しています。また採用シーンで考えた場合、弊社を知ってもらう認知の部分(タレントプール)にはフォーカスを当てておらず、「弊社にご応募いただいた方・面接を受けてくれている方」をターゲットとして配信しております。
ですから、視聴数やチャンネル登録数をKPIにおいておらず、弊社にマッチしているメンバーの採用率がどう変わったか?をみております。まだまだ採用強化中ですが、おかげさまで採用活動は順調に進捗しております。
今後はさらに認知・認知後の強化をするために、Twitterなどで短尺動画コンテンツやテキストコンテンツを配信していく予定です。

このように、採用についても「CONTENTS × DELIVERY」のフレームワークから最適なコンテンツを制作、配信していくことが重要だと考えています。

パネルディスカッション:採用活動に適した「動画」とは?
<森田×川嶋>

①動画コンテンツを制作するにあたりおすすめの情報はありますか?

川嶋:
採用という観点ではないですが、当社ではインサイドセールスのフローの中に「お問い合わせありがとうございます」というお礼動画をメールに添付する施策を行っています。こういったサンクスメールに動画を埋め込むことむことで、当社のインサイドセールスのアポイントのリスケ率が15%ぐらいあったのが、4%まで下がるという効果がありました。

担当者の顔を動画で表現することで、不安感が払拭できることができたことと、動画が添付されていることによって、他のメールよりも印象を残すことができたことが要因かと分析しています。

こうした淡白になりがちなコミュニケーションを動画というコンテンツを使うことで、解決することができています。
採用観点で考えた場合、面接する担当者の紹介動画や、面接完了後の御礼メールなどを動画で添付するのもよい手段かもしれませんね。

森田:
最初は誰かわからない不安感が皆さんもあると思うんですね。我々も3年前からオンライン相談をやってまして、あらかじめ名刺を送っていました。

名刺に過去も経歴やプロフィールを書いて、「ぜひ見てください、当日よろしくお願いします」と送れば、ドタキャン率が下がりましたし、やっぱり顔を見せたり、情報をあらかじめ伝えておくことによって相手のリアクションが変わってくるのかなというふうには思いますね。
あと、30分とか1時間の面接だけでは情報があまり伝わり切らないっていうこともあるようです。そういう点でも、事前に動画でアテンションとなる情報を提供するだけでも本番での理解度も高まり、さらに振り返ったとき、事前に送った動画がフックになって内容をより思い出せる効果もあると思います。

話が変わりますが、テキストから動画に変わることで、実際にユーザーの反応は違うんですか?

川嶋:
一般的な話ですが、スマホユーザーの場合、スクロールスピードが早いため、動画の方がテキストよりも反応しやすい可能性は高いとは思います。どこの媒体に配信するかで動画が良いのか?テキストが良いのか?などはあるかと考えます。

② 動画の長さのポイント

森田:
動画の時間について、離脱されないちょうどいい時間はあるのですか?

川嶋:
「CONTENTS×DELIVERY」の中のDELIVERY先によって最適な動画の長さは変わってきます。SNSのようなスマホユーザーがメインの媒体であれば短尺動画が相性が良いですし、YouTubeのような視聴型の媒体であればSNSよりも長くても問題はありません。ただし、ユーザーの目にとまるメッセージを最初のシーンにしっかり伝えることの重要性はどちらの場合も変わりません。

森田:
目的とその使い方ですよね。説明会で会社のことをちゃんと説明しますよって体裁であれば、応募者の方もしっかりそれを理解しようと思ってそこに臨むと思います。30分-1時間でも見てくれたり、倍速で見てもらえたりもするので、それぐらいの尺があっても良いのかなと。

③ これからのオンライン採用の在り方

森田:
採用のマーケティングにおいてトレンドや今後取り組むと良さそうな施策はありますか?

川嶋:
施策ベースの話ではないですが、採用シーンを意識して、どのユーザーにどのようなメッセージを訴求するか?を考えてマーケティング施策を考えることが重要だと考えています。ここが抜け落ちて、施策だけを考えるのは手段の目的化になってしまいます。会社の認知を高めるための施策と面接後のアトラクトのためのコンテンツは違いますし、弊社の採用マーケティングの施策もこの目的を意識した上でカスタマージャーニーを考え、それぞれに対してどの施策が有効か?を考え、実行しています。

森田:
確かにマスで新卒「一括」採用なんて話しますけど、いろいろ多様化する中で一括のコミュニケーションだと、やっぱり受け手としては欲しい情報じゃない場合もあります。そういった小さなずれが最終的に大きなずれになっている、なんてこともあります。相手の属性をちゃんと捉えた上で、そこに対してどの情報を出していけるのかっていう、完全に1To1にならないまでも適切な情報を届けていけるかが大事なんだろうなと思いました。

動画活用×ATS=MOVE LETTER

森田:
ここまでお話しした、採用における動画マーケティングの話を受けて、 弊社で開発したMOVE LETTERの具体的な内容についてご紹介します。
簡単な発注で採用ステップに応じた動画コンテンツを用意することができます。
また、フォローアクションで配信設定することで、適切なタイミングで自動で配信することができるようになります。

MOVE LETTERの詳細はこちら

Q&A

Q.スマホ上で動画を効果的に発信する方法はありますか?

森田:
やっぱり1回で全てのことを伝えるのは例えば難しいと思いますし、受け取る方も全部消化できなかったり、そのときにはあまり興味を持ってなかったりするので、情報を小出しに、適切な採用フェーズで適切な情報を出していくのが大事かなと思います。ちゃんと、見る動機に合わせた情報を作って出していく。

適宜動画を出していくと、リアルタイムに情報を伝えてくれる会社という印象を持っていただけるのではないのかなと。また短尺の動画を採用に用いている会社は少ないので、応募者に魅力的に映るんじゃないかなと考えています。

川嶋:
スマホの特性上、ユーザーのスクロールスピードが1.7秒前後と言われているため、大事なメッセージをいかに最初に伝えるか?が重要です。広告の事例ですが、ファーストビューのメッセージを変えるだけでCPAが半分なったケースもあります。そのくらい最初のシーンが大事なんです。

また長尺の動画は一般的に最後まで視聴してもらうハードルが高いです。森田さんがおっしゃる通り、短尺動画でコンテンツを小出しにして発信することが重要だと思います。メディアなどの施策ですが、一つの記事の内容を小出しにして(マイクロコンテンツ化)TwitterなどのSNSで複数回に分けて情報発信する施策なども効果的です。

Q.スマホで撮影した動画をそのまま配信することは、「質が低い」という印象を与えてしまいますか?

森田:
私の個人的な感覚で言うとそんなに悪影響はないかなとは思います。明らかに変な動画だと悪影響を与える可能性はありますが、プロのクオリティは求められていないのかなと。もし、逆に手作り感があったとしても、情報をきちんと伝えようとしていること自体がすごい大事だと考えています。

川嶋:
今はスマホの精度もかなり高いため、手ブレが酷くなければスマホでも全然十分なケースが多いと思います。弊社でもスマホで撮影した素材を使って動画を作ることも多いです。

Q.MOVE LETTER とYouTubeと違いはありますか?

森田:
見え方としては大きな違いはないですね。ただ我々のMOVE LETTERの特徴は簡単なテンプレートで、採用に必要な動画を手軽にたくさん作れることと、 SONARと連携して配信まで可能になる点が異なると思います。

この機会に是非、MOVE LETTERの導入を検討してみてください!

MOVE LETTERの詳細はこちら